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2017年12月15日 ロンドン ザボロフスキ真幸

DRコンゴ:国民議会によって新鉱業法が承認

 2017年12月10日付のメディア報道によると、DRコンゴの国民議会は12月8日に新鉱業法を承認した。新鉱業法には、税及びロイヤルティの引き上げが含まれる他、新規プロジェクトにおける政府の最低Unpaid Share率の引き上げ、大型鉱山はDRコンゴ投資家によって最低10%の権益を保有することが義務付けられている。鉱業法の改正案は2015年に一度承認されていたが、業界からの強い反発に加え、低コモディティ価格、同国の電力不足といった環境下で投資家が撤退する恐れがあるなどとして、改正を見送った経緯がある。今回、改正案は比較的僅かな修正だけ行われたあと国民議会の承認を得、次は上院の投票に進む。これに対し、鉱業界は同国への銅生産の投資に永続的な損害を与えるだろうと批判している。同国で操業するGlencore、Randgold Resources社、Ivanhoe Mines社、AngloGold Ashanti社を含む鉱山会社は、新鉱業法が上院によって承認され、大統領によって署名され法律として成立した場合、同国以外の投資先を検討するだろうと共同声明を出した。

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