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メキシコ:Ixtacaプロジェクト抗議活動、バンクーバーでも発生
2017年12月13日付け地元紙によると、加Almaden Minerals社(本社:バンクーバー)がPuebla州東部のIxtacamaxtitlán地区に保有するIxtaca金・銀プロジェクトの社会的影響評価の完了を発表した日、同社のあるバンクーバー本社周辺で同プロジェクト開発に反対する抗議活動が発生した。
鉱山専門誌は、GMI Consultingにより実施された同評価は、Almaden Minerals社は、広く地域住民と認識を共有し、地域住民に同プロジェクトの理解を得ており、同評価は、鉱山側の考えを地域住民に示す良い機会であったと結論付けていると記載した。
同評価の発表を受け、Ixtacamaxtitlan地区の4人のコミュニティリーダーがAlmaden Minerals社本社周辺で抗議活動を開始、そこに非営利団体・中年米PODERが加わり、Almaden Minerals社の操業は違法であると抗議した。抗議活動は、カナダの他の市でも行われ、抗議活動関係者は、Ixtacaプロジェクトの現状を説明するため、政府関係者、貿易関係国際機関、議会関連委員会、投資家、マスコミなどとも会合を行っている。抗議活動の代表者の主張は、これまでのIxtacaプロジェクトの開発により、周辺地域の土地は荒れ、水資源に脅威が迫っている、生態系、地域住民の健康被害が起こると言うものであり、同時に関係コミュニティが実施した人権影響評価の調査結果とともにAlmaden Minerals社の法的違法性を示し、投資家に資金提供の中止を呼びかけている。
Almaden Minerals社CEOは、同社は、地域住民の声を聞くことの重要性を認識しており、社会的影響評価には、全ての人の意見を取り入れる。鉱山に関係する地域の承認がなければ、プロジェクトは進められない。地域にとって有益且つ安全なプロジェクトを構築することに全力を尽くす。同社は、行動主義を尊重し、人間の福祉と環境に対するすべての懸念を共有し、最高の環境・社会基準を満たすプロジェクトを構築すると説明し、同地域住民と会合を開催し3,000人を超える住民との意見交換を行っているがPODERの主張はIxtacamaxtitlan地区の住民の声を反映したものではないと付け加えた。
