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2017年12月19日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Torex Gold社、道路封鎖継続した場合、労働者解雇の可能性を示唆

 2017年12月14日付け地元紙によると、加Torex Gold Resources社(本社:トロント)は、同社がGuerrero州に保有するEl Limón-Guajes鉱山において発生している鉱山労働組合員による道路封鎖が12月15日までに解除されなければ、雇用契約を強制終了する可能性があると報じた。メキシコ全国鉱夫・冶金・鉄鋼労組(SNTMMSSRM)員が2017年11月3日から同鉱山へのアクセス道を不法封鎖しており、同問題の背景は、SNTMMSSRMとメキシコ労働者連合(CTM)の関係にある。
 Torex Gold社幹部は、メキシコ主要金鉱山であるEl Limón-Guajes鉱山では、鉱山労働者に対する給与の支払いを継続している。12月15日までに違法な道路封鎖が終了しない場合、現預金が減少しており、経理面等から雇用契約の終了に係る決定を下さなければならない。これは全ての鉱山労働者に伝えられ、労働関連当局にも送付された。更に、封鎖問題が早期に解決されない場合、鉱山を閉鎖する可能性もある。12月13日に連邦調停仲裁委員会が仲介するSNTMMSSRMとCTM間の会合は2018年1月30日に延期されたと述べた。

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