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豪:豪州でコバルトプロジェクトを推進する各社、資金調達や株価での好況を報じられる
2017年12月15日付のメディアは、電気自動車に使用される蓄電池に利用されるCo資源の供給源として、政治的リスクの高まるDRコンゴに代わり豪州が投資家の注目を集めていると伝えている。DRコンゴ産Coの20%以上が女性や子供を使役する危険な小規模採掘により採掘されている状況で、トヨタやフォルクスワーゲンといった大手自動車メーカーが電気自動車向けのコバルトその他の原料調達に際し適用する倫理規定を維持することを11月に発表したこともあり、Clean TeQ社やMinnows Cobalt Blue社、Australian Mines社、Artemis Resources社、Aeon Metals社など豪州においてCoプロジェクトを推進する企業が投資家の注目を受け、12月15日にはQLD州でWalford Cu-Coプロジェクトを推進するAeon Metals社が30mA$の増資に成功するなど、各社とも資金調達や株価で好調な状況にあると報じている。豪州はCoに富んだ国の一つで、銅やニッケルの副産物として生産されており、Co金属量で1.1mtの埋蔵量を持ち、世界供給の15%を占めるとされている。
