豪：連邦政府による2018年の鉄鉱石価格予測は、2017年比で20%下落するとの見込み

　2018年1月8日付のメディアは、豪連邦産業イノベーション科学省が発表した四半期報告書を紹介し、中国鉄鋼産業の縮小が影響して中国からの需要が抑制され、また世界的な供給増が予測されることから、2018年の鉄鉱石価格予測は2017年比で20％下落し平均で51.5A$/tとなる予測を報じている。この価格は例えばUBSやCitiなど民間分析機関が予測した2018年の鉄鉱石価格である、64A$/tとは調和的ではないとも指摘している。同報告書によると、鉄鉱石価格の下落は2019年も継続すると見込まれており、2019年の平均価格は49A$/tと予測されている。同報告書によると、原料炭の価格予測は2018年平均が151A$/t、2019年平均が120A$/t、燃料炭のニューカッスル港FOB価格予測は2018年平均が77A$/t、2019年平均が70A$/tと予測されている。