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フィリピン:政府がNickel Asia社東サマル州鉱山の鉱物生産分配契約を更新せず
2017年12月26日付地元メディアによると、フィリピン環境天然資源省傘下の鉱山地球科学局(MGB)は、ニッケル大手Nickel Asia社(NAC)が申請していた東サマル州Manicani島の鉱山の鉱物生産分配契約(MPSA)を更新しないことを決定した。環境に与える影響を考慮したためとしている。NACの100%子会社のHinatuan Mining社(HMC)は11月、10月に期限を迎えた同MPSAの更新を申請、さらに25年間の操業認可を求めていた。本決定はCimatu環境天然資源省の指示とのこと。
一方、NAC・Brimo社長兼CEOはこれに対し、「当社事業は地方自治体や多くの住民の支持を得ており、ごく一部の反対派の意見だけが取り上げられている。」と批判し、同省と協議していく方針を明らかにした。
