メキシコ：加Torex Gold社、El Limon-Guajes鉱山の今後の見通しを発表

　2018年1月16日付け地元紙等によると、加Torex Gold社は、同社がGuerrero州に保有するEl Limon-Guajes鉱山における埋蔵量とSub-Sill鉱床からの生産計画を明らかにした。同社は今後29か月間で鉱石480,000t（品位：Au 11.65g/t）から金180,000ozを生産する予定で、キャッシュフローは86mUS$と推定されている。また、11か月間に渡り生産安定が続く見込みで、その間の平均品位は11.40g/t、粗鉱処理量は850t/日との予測である。その後10か月間は平均品位9.93g/t、処理量400t/日と推定されている。また、Sub-Sill鉱床からは良好な生産が期待されている。キャッシュコストは金相当479US$/oz、全維持コスト（AISC）は512US$/oz、CAPEXは23mUS$と見積もられ、その内22mUS$は初年度に費やされる。同プロジェクトの経済性に関しては、金価格1,200US$/oz、銀価格17US$/ozの条件の下、算出されている。同鉱山は、道路封鎖の抗議活動が続く中、先日新たな鉱山道路を確保したばかりである。