閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2018年1月24日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:Norilsk Nickel社、25億US$の与信枠獲得

 2017年12月18日付の地元報道等によると、2017年12月、Norilsk Nickel社は、銀行シンジケート団による最大25億US$の与信枠(ノンリボルビング方式)設定の契約を締結した。同契約の満期日は2022年12月15日である。契約金額(元本金額)は最大25億US$、取引総額(利子及び手数料を含む)は2017年9月30日現在のNorilsk Nickel社の資産価値の18.14%である。
 このシンジケートは、ライファイゼン銀行、ウニクレディト銀行、中国建設銀行(ソウル支店)、シティバンク エヌ・エイ(ジャージー支店)、コメルツ銀行(ルクセンブルク支店)、クレディ・アグリコル・CIB、HSBC銀行、中国工商銀行、ING銀行、ING-DIBA支店、JPモルガン・チェース銀行、みずほ銀行、ノルディア銀行、欧州三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、CIB銀行、Všeobecná úverová bankaで構成されている。
 Norilsk Nickel社広報は、借入目的について、「新規借入は、純負債/EBITDA倍率に対しニュートラルである。当社は、銀行融資セグメントにおける債券市場の異例の好景気を捉え、債務返済プロファイルの改善と返済コストの削減を可能にする取引を整えた」としている。
 Norilsk Nickel社は、2017~2019年の純負債/EBITDA倍率は金属価格に応じて1.5~2.5倍になると見ており、また、2017年の純負債/EBITDA倍率については約1.8倍と予想している。この数字が同社の配当金支払額を左右する。

ページトップへ