ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- その他
ボリビア:政府、カラチパンパ製錬所の炉の新設に言及
2018年1月19日付け地元各紙によると、César Navarro鉱業冶金大臣は18日、カラチパンパ(Karachipampa)製錬所の操業再開について、昨年8月にイタリア人の金属工業分野の専門家グループが現地を訪問して技術的に調査した結果、同製錬所の炉の理解と建設はイタリア、中国及びカナダのKivcet炉の条件を満たしていないことが判明し、操業を再開するのは難しいと発言するとともに、COMIBOLと共同で新たな製錬施設を作るプロジェクトを立案すると述べた。
また、COMIBOLのJosé Pimentel総裁は19日、政府がカラチパンパ製錬所をCOMIBOLの管轄下に置くプロジェクトについての最高政令を準備したと述べた。この措置は、同製錬所が70年代以降抱える技術的な問題であるKivcet炉を新たにデザイン、建設することから始まる一連の作業をCOMIBOLが管理することを目的としている。これまでカラチパンパ金属工業は、自治権を有する企業として、その理事会が決定権を有し、COMIBOLは決定に関与することはほぼできなかった。Pimentel総裁によれば、新たなデザインはKivcet炉の技術を維持し、ガスの排出コントロールを行い、温度の上昇を抑えるものとなる。
