メキシコ：国内5社の2017年銀生産量発表

　2018年1月19日付け地元紙によると、メキシコ国内5社の2017年銀生産量は以下のとおり。なお、現在墨Peñoles社等の生産量は未発表である。
・加First Majestic Silver社：当初生産量を11.1～12.4百万ozと計画していたが、10.0～10.6百万ozへと下方修正し、結果は9.75百万ozと目標を下回るものとなった。要因として、6月にLa Encantada鉱山において発生した、鉱山労働者による抗議活動により一時生産を中止したことが影響している。
・加Endeavour Silver社：2017年の生産量を5.2～5.7百万ozと計画していたが、同社が保有するGuanaceví鉱山において技術的トラブルが発生したため、計画生産量を4.8～5.2百万ozへと下方修正していた。結果は4.92百万ozと目標下限値に近いものとなった。
・加Pan American Silver社：La Colorada 鉱山及びDolores鉱山における拡張工事が完了したことから生産量は11.9百万ozとなった。La Colorada 鉱山では、当初生産量を6.4～6.9百万ozと予測していたが、結果は7.1百万ozとなり、Dolores鉱山の生産量は計画の半分となる4.2百万ozとなった。
・加Fortuna Silver社：San José鉱山における生産量が計画の7.10百万ozを上回る7.53百万ozとなった。
・米Coeur Mining社：Palmarejo鉱山において、Independencia鉱床、Guadalupe鉱床からの生産が順調に進み、計画生産量6.5～7.0百万ozに対し、計画上限値を上回る7.24百万ozとなった。