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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2018年1月30日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:Fresnillo社、2018年銀生産量増加の見込み

 2018年1月24日付け地元紙は、墨Fresnillo社の2018年生産量予想に関し報じている。概要は以下のとおり。
 同社は、国内に保有する6鉱山の2018年銀生産目標を、前年比10百万oz増となる67~70百万ozと発表した。これにはFresnillo鉱山の品位上昇、処理量の増加が大きく貢献する。また、San Julián鉱山では、2017年第2フェーズに処理量が6,000t/日に達しており、2018年は生産量が増加する。同社は、Piritasプラントに155mUS$を投資し、2018年第2四半期に生産開始予定であり、同プラントでは、Saucito鉱山からの鉱石を扱う予定である。また、2019年にはFresnillo鉱山の鉱石の処理も行われる。また、Herradura鉱山の第2リーチングプラントへは110mUS$を投資しており、こちらも2018年第2四半期に生産開始が見込まれる。一方、金生産に関しては、Herradura鉱山の鉱石在庫が減少することにより、2018年の生産目標は前年の911,132ozを下回る870,000~900,000ozと予想している。
 2017年第4四半期の生産量は、銀16.0百万oz(前年同期比20.3%増)、金232,051oz(同13.4%減)となった。同期の鉛生産量は2016年の13,003tから12,836tに減少、亜鉛は2016年の16,981tから18,852tに増加した。2017年の年間生産量は、前年比ほぼ同量の鉛48,153t、亜鉛は、前年の56,845tから65,266tに増加した。
 なお、同社は2018年探査費に、当初予定されていた160mUS$を超える200mUS$を投資すると発表している。

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