閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2018年1月31日 リマ 栗原健一

ボリビア:ウユニ塩湖、バッテリー製造フェーズにドイツが350mUS$投資を提示

 2018年1月25日及び26日付け地元各紙によると、Mariana Prado開発企画大臣は1月25日、ドイツがウユニ塩湖のリチウム開発における自動車用バッテリー製造のフェーズに350mUS$を投資することに関心を有していると発表した。また、中国やロシアからのオファーも受けているが、モラレス大統領が最も重要視したのはドイツのオファーで、ドイツは実際に投資する企業だけでなく、自動車の業界団体と政府がバックアップしていると述べた。
 Prado大臣はさらに、ボリビアはリチウムの産業化を進めてきたが、産業化のフェーズでは、同分野で経験を有する民間企業の参加(incorporacion、acompañamiento)が必要であると述べた。また、リチウム産業化のためのボリビアの戦略的パートナーは、ボリビアが投じた額1,000mUS$と同等の投資をすべきであると述べた上で、ボリビアの参加が過半となること、外国企業はリチウム電池市場を保証すること、最新の技術を有することといった重要な条件を守る必要があることを主張した。
 現在は、リチウムの産業化、電池生産のための共同企業を作る可能性についてドイツと交渉中で、パートナーの選出はここ数か月以内に行われる模様。

ページトップへ