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ペルー:持続的投資環境認証サービス局(SENACE)、環境評価プロセス改善を目的として新組織形態を導入
2018年1月25日、鉱業をはじめ様々な投資プロジェクトの環境影響詳細評価(EIAD)の審査を実施する持続的投資環境認証サービス局(SENACE)は、継続的改善プロセスの一環として、EIADの審査業務を行う部署間において「マトリックス組織」構造を採用することを発表した。
本組織構造の導入により、今後、環境影響評価プロセスにおいては、プロジェクト管理者(GP)、プロジェクトリーダー(LP)、専門家チーム(GTE)、審査チーム(Equipo Evaluador)が、相互に協力しつつ並行的に各自の業務を実施する。このうち、プロジェクトリーダーは審査チームを率いて割り当てられたEIADの審査プロセスを進行する一方、プロジェクト管理者は、最善の人的資源や予算配分に、また専門家チームは、審査において専門的基準が等しく適用されるよう取り組む。
新組織構造の導入についてSENACEのWieland長官は「本日以降、EIAD審査の案件毎に、担当の審査チームを割り当てる。審査チームは、審査プロセスの開始から終了までを担うプロジェクトリーダーと、5つの専門分野(社会、生物、物理、法律、地質情報)別に組織される専門家らによる審査官によって形成される。さらに、プロジェクト管理者が、人的資源や予算を能率的に配分することで、本構造がより強化される」と説明した。
さらに長官は、SENACEは継続的な改善プロセスや能力強化、フィードバックにより、近代性やスピードを兼ね備えた組織作りを目指すとした上で、新たな組織構造によりEIADへの対応に要する時間や報告書の専門性が改善されるとの考えを示した。
