豪：Lithium Australia社、リチウム回収技術であるSiLeach技術の試験プラント建設決定を発表

　2018年2月1日、豪Lithium Australia社は同社が研究開発を実施しているリチウム回収技術である「SiLeach」技術に関し、大規模な試験プラントを建設することを発表した。同社のSiLeach技術は、鉱業においてこれまで廃石として捨てられていた含リチウム雲母（lepidolite）からリチウムを回収することを目的としたものであり、同社は実操業の十分の一サイズとなる試験プラントにおいて、27,500tのlepidolite給鉱（最大品位：Li₂O 4.5％）から年間2,500tの炭酸リチウム換算量のリチウムや硫酸カリウムなどの副産物を生産する予定である。同社は今後試験プラントのfront-end engineering and designを開始し、2021年前半に予定されている試運転及び生産開始に向けた時間節減のため、入手に長時間を要する機器の調達を実施する予定である。