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ペルー:Southern Copper社、Tia Maria銅プロジェクト建設許可の取得に意欲示す
2018年2月3日及び5日付け地元紙によると、Southern Copper社は2017年第4四半期の業績結果を発表し、同期の売上高は前年比33.3%増の1,864.3mUS$となったことを明らかにした。
さらに同社は、Tia Maria銅プロジェクト(Arequipa州)について、既に詳細設計やEIA承認を得ていることに触れ、2018年第1四半期には鉱山建設の認可を得るべく、政府との協議調整を進めている旨を明らかにした。Tia Maria銅プロジェクトには1,400mUS$の投資が見込まれ、年間銅生産量は120千tとなる見通しとなっている。本件についてLabo鉱山副大臣は、政府は本プロジェクトを巡る争議の収束後、決定を行う方針であると述べている。
また同社は、2017年第1四半期終了時点におけるToquepala鉱山(Tacna州)拡張プロジェクトの進捗状況は87%で、2017年末までに予定投資額1,225mUS$のうち829.90mUS$を投資したこと、2018年6月から増産を開始する見通しであることを明らかにした。本プロジェクトでは、新たな選鉱設備の導入によって銅生産量を100千t増加させ、2019年には245千tまで増産することが計画されている。
一方、Ilo精錬所では、2017年に過去最高の1.15mt超の銅精鉱を処理した結果、アノード345千t、銅地金291千tと共に過去最高の生産量に達したことを明らかにした。
