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メキシコ:墨Don David Gold México社、行政処分と罰金支払いが命じられる
2018年2月8日付け地元紙が報じるところによると、墨Don David Gold México社(本社:Oaxaca州)が同州のTlacolula市に保有するプロジェクトにおいて、環境許可を取得せず操業を続けていたことから、政府より約10百万ペソの罰金支払いと行政処分が下された。メキシコ連邦環境保護局(PROFEPA)は、同社が環境天然資源省による環境許可を取得せず、さらに大気汚染物質排出に関わる規則に従わないまま操業を行なっていた。同社が保有する処理施設には、鉱石処理過程で排出される際に汚染物質となる粒子の大気放出を防ぐ装置が設置されておらず、更に、大気汚染物質排出量の測定や報告もされていなかったと指摘した。これらの問題は、PROFEPAが2016年10月より実施していた環境保全義務の遵守確認のための立ち入り検査の際に明らかとなった。その後、2017年9月には、同社に対し操業停止に係る行政処分が下された。同社が適切な対策を講じ、環境許可を取得した後、操業停止命令は解除されたが、同問題に加え他の環境保護義務に関する項目が遵守されていなかったため、同局は同社に対し9,813,700ペソの支払いを命じている。
