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2018年2月14日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:ロシア財務省、国家備蓄への金の購入を優先することを決定

 2018年2月2日付の地元報道等によると、ロシア財務省は、国家備蓄補充用の貴金属・宝石購入戦略を見直し、金の購入を優先することを決定した。2017年は国家備蓄用に金2.2tが70億RUB(ロシア・ルーブル)で購入されたが、それ以前の2年間は金の購入は行われていなかった。
 財務次官によると、国家備蓄は金インゴットにより補充されるべきであるとし、金は流動性、市場価格をもち、必要があれば予算不足に対する資金確保のため政府はいつでも売却できるとする。
 国家備蓄用の貴金属・宝石購入に対する連邦予算支出は、2018年は85億RUB、2019年と2020年は各年105億RUBを予定している。また、予算では、2018~2020年はゴフラン(ロシア財務省付属国家貴金属・宝石備蓄機関)から各年75億RUB相当の貴金属・宝石の売却が予定されている。

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