フィリピン：環境天然資源省が海底資源探査を実施へ

　2018年2月7日付地元メディアによると、環境天然資源省はルソン島東方沖のPhilippines Rise（フィリピン海膨：2017年にBenham Riseから改称）で、10億フィリピンペソ（約21億3,000万円）を投じて独自の海底資源探査を実施する方針を明らかにした。同省Leones報道官によると、これはDuterte大統領が5日に同海域で外国による探査を禁止したことを受けた措置で、傘下の鉱山地球科学局（MGB）及び生物多様性管理局（BMB）に海底資源探査のための特別な予算を配賦する。
　同海域では2000年以降、日本、米国、中国、韓国に30件を超える探査許可を付与してきたが、これら探査は終了していて許可は無効になるという。外国企業が新たに許可を申請する場合、まず国家安全保障顧問の承認を得ることが必要になる。