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2018年2月20日 ロンドン ザボロフスキ真幸

スウェーデン:スウェーデン政府、バッテリー鉱物資源のマッピングに1,000万クローナを投資

 2018年2月15日付のメディア報道によると、スウェーデン政府は、今後2年間で1,000万クローナを投資し、将来成長に重要であるとみなされる鉱物資源の存在をマッピングする。同国のMikael Damberg産業・イノベーション大臣はインタビューにて、「スウェーデンは歴史的に銅、鉄鉱石、銀、金といった鉱物を主に産出してきたが、グリーンテクノロジーへのシフトによりその他鉱物の必要性が増加している」と述べた。政府主導の同イニシアチブは、特にDRコンゴへのコバルト依存を減らし、重要な金属の供給を守るための世界的な圧力の一部であるとした。また、同国政府機関であるスウェーデン地質調査所(Geological Survey of Sweden)は、タングステン、レアアースといった希少な鉱物資源の同国での生産量を拡大させる可能性があるとみている。同国のリチウム及びコバルトの埋蔵量に対しては、これまでのところ費用対効果があるとは証明されていないが、同国におけるこれまでの活発な鉱山活動による知識、研究能力を活かすことで費用対効果をもたらすことができると考えている。さらに、同国ではバッテリー金属の探査における民間投資も増加傾向にあり、豪Talga Resources社は、北部スウェーデンでコバルト及びグラファイト探査活動を実施している。

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