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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2018年2月23日 リマ 栗原健一

ペルー:Nexa Resources社、2018年の事業計画

 2018年2月19日付け地元紙によると、Nexa Resources社は、2018年の方針として、Cerro Lindo亜鉛鉱山(Ica州)における粗鉱処理量を増加する一方で、初期段階にあるその他プロジェクトにおける調査を進めていく計画を示した。
 同社CEOのMartins氏は「2018年の生産量を6%増産することが目標であり、その為にはCerro Lindo亜鉛鉱山の粗鉱処理量を21,000t/dで安定させることが重要だ」との考えを示した。
 なお2017年におけるNexa Resouces社の生産量の50%がCerro Lindo亜鉛鉱山で生産された一方、El Porvenir鉱山は13%、Atacocha鉱山は9%を生産した。
 また同CEOは、Magistral銅プロジェクト(Ancash州)、Pukaqaqa銅プロジェクト(Huancavelica州)においてもプレFSを実施中である旨言及した。
 さらに、2018年はCajamarquilla精錬所に20百万USを投資し、亜鉛回収プロセスをゲーサイト法からジャロサイト法へのプロセス変更を開始する計画を示した。Cajamarquilla精錬所は中南米最大の亜鉛精錬所であり、2017年は前年を4.8%下回る312,600tの亜鉛地金を生産した。

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