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ペルー:Michiquillay銅プロジェクト、Southern Copper社が400百万US$で落札
2018年2月21日付け地元各紙によると、2018年2月20日、エネルギー鉱山省講堂において、投資促進庁によるMichiquillay銅プロジェクトの入札が実施され、Southern Copper社が400百万US$(ロイヤルティ3%)で落札した。
なお、本入札に対して関心を表明し、事前審査を通過した企業はSouthern Copper社、Milpo社、Buenaventura社、Hudbay社、Minsur社、Compañía Minera Ares 社、Exploraciones Antacana社、Río Tinto、Teck Perú社、Wanbao Mining社の10社だった。
このうち、Southern Copper社、Milpo社、Buenaventura社の3社の代表者が入札会場に出席(残り7社は欠席)、さらにBuenaventura社代表は、応札を辞退することを表明したことから、Milpo社とSouthern Copper社の2社が競い合う形となった。
各社が提示した応札条件は以下のとおり
・Milpo社 250百万US$ + ロイヤルティ1.875%
・Southern Copper社 400百万US$ + ロイヤルティ3%
なお、2007年に実施された前回のMichiquillay銅プロジェクト入札では、Anglo Americanが403百万US$で落札した一方、Southern Copper社は不参加だった。
今回の入札には、Anglo Americanは参加していない。一方、2回連続で応札したMilpo社は前回385百万US$、今回はこれを下回る250百万US$を提示した。
入札後、Southern Copper社の代表は、証券取引市場監督局に報告を行わなければならないため現段階で細かなコメントを行うことはできないとしつつ、Michiquillay銅プロジェクトを落札できたことに感激しているとし、入札プロセスがつつがなく実施されたことを評価する発言を行った。
また、同社はプレスリリースにおいてMichiquillay銅プロジェクトを落札した旨を発表、同案件は世界的な規模のプロジェクトであり、資源量は1,150百万t、銅品位0.63%、年間銅生産量225,000t、マインライフ25年、必要投資額2,500百万US$となる見通しを示したほか、本案件の取得は同社の銅生産企業としての位置づけをさらに強化するものであるとの見解を示した。さらに、本プロジェクト開発にあたっては、政府と地域コミュニティによるこれまでの関係構築を尊重していく方針を示した。
