閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年2月28日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加Alio Gold社、Ana Paula金プロジェクトにおける坑内開発の可能性

 2018年2月21日付け地元紙によると、加Alio Gold社(本社:バンクーバー)は、同社がGuerrero州に保有するAna Paula金プロジェクトにおいて、坑内開発の可能性がある旨発表した。同プロジェクトは国内でも高い収益性が見込まれており、ボーリング調査の結果、露天開発が計画されているが、これまでの開発予定鉱床の深部300m地点に新たに鉱化作用が捕捉された。2017年に発表されたFS調査では、内部収益率(IRR)は34%増加することが発表されている。鉱石処理量は5,000t/日、生産開始後7年間の金生産量は868,000oz/年、全維持コスト(AISC)は金価格524US$/ozと見積もられている。
 また、地下スペースに残渣を処理することができることから、屋外処分場は当初計画より縮小することが可能であり、コスト削減が期待されている。今後は、FS調査を2018年第1四半期に実施し、生産開始時期は2019年第4四半期と予想されているが、深部の探鉱作業を進めていることから遅れが生じる可能性がある。

ページトップへ