ナミビア：ナミビア大統領、黒人優遇政策の前進に言及

　2018年2月28日付の現地報道によると、ナミビアHgae Geingob大統領は、産業界の反対にもかかわらず、黒人優遇政策を前進させるとNational Equitable Economic Empowerment Framework （NEEEF）に関する内閣ワークショップにおいて言及した。NEEEF政策の下では、ナミビアで事業を行う企業の所有権のうち、25％は黒人・黒人企業が保有しなければならないとしている。現在政府はNEEEF法案の最終的な協議に取り掛かっている。また大統領は、隣国南アフリカでは鉱業会社の所有権のうち26％は黒人・黒人企業が継続して保有しなければならないことに触れ、ナミビアも根本的な構造改革に取り組むべきだと述べた。
　昨年、格付け会社のFitchは、黒人優遇政策を理由の一つとして長期外貨建て発行体デフォルト格付け（IDR）をジャンクへ格下げしている。またナミビアの産業界、雇用主協会は本計画に対して懸念を表明している。