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メキシコ:Puebla州の先住民、加Almaden Minerals社との裁判に勝訴
2018年2月26日付け地元紙によると、Puebla州Tecoltemi先住民コミュニティは、加Almaden Minerals社(本社;バンクーバー)が開発作業を進めているプロジェクトの中止判決が下されたことを明らかにした。これは、2015年から同先住民によって提訴されたアンパロ裁判である。メキシコでは、採掘・抽出プロジェクトは、国際労働機関(ILO)条約第169条において先住民協議を行う義務が課せられているが、当該プロジェクトは、当該地域の先住民同意を得ていないとされているものであった。
先住民側弁護士は、Tecoltemi先住民が属しているIxtacamaxtitlán郡では、金、銀の抽出・採掘だけではなく探鉱にも反対する。当局及び事業社が鉱業コンセッションを取得する場合は、先住民に協議することを義務付けているILO条約169条に従わなければならない。国家は、国民の土地使用、享有、財産、土地とその資源の所有権を尊重し、保護することを義務付けている。Tecoltemi先住民の農地の権利へ影響が認められた。今回の判決により、探鉱、採掘に係る鉱業コンセッションに由来する行為は一切行われないと述べた。
