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中国:2018年亜鉛生産、2017年の状況継続
安泰科によれば、2017年に中国政府は環境保護に対し力を入れることによって、数多くの鉱山や製錬所を閉鎖することになった。亜鉛は供給不足によって価格が高くなり、2018年には同様な状況が続く見込み。中国政府は2018年には環境汚染処理に引き続きより厳しい法律を適用する。それによって政府基準に満たない鉱山に対し中止を命じられる。国際鉛亜鉛研究グループの推測によると、2018年世界精製亜鉛生産量は前年比1.4%減の1,353万tに達する見込み。2018年上半期、世界市場の亜鉛在庫数は継続的に削減するが、下半期はある程度改善される見込み。
現在、亜鉛精鉱では、亜鉛価格は高騰しているため、海外鉱山は回復している。精製亜鉛では、世界市場の増加分は主にインドから提供されており、中国、韓国、カナダ及びペルー等は生産減少する見込み。製錬所生産能力の新規増加では、環境保護政策による厳しい管理や供給側の構造改革、プロジェクトの利益低減等影響を受け、国内の企業は亜鉛製錬プロジェクトに対する投資関心が弱まっており、製錬生産能力は明らかに減速している。
