閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年3月14日 リマ 栗原健一

ペルー:Southern Copper社、Ilo精錬所の拡張を検討

 2018年3月12日付け地元紙によると、Southern Copper社のGonzales社長は、2018年4月にIlo精錬所(Moquegua州)の拡張計画を同社の取締役会に提案し、承認を仰ぐ方針を示した。
 Gonzales社長は、本精錬所の拡張が実現した場合、2018年半ばから増産が始まるToquepala銅鉱山(Tacna州)や、今後拡張される可能性のあるCuajone銅鉱山(Moquegua州)の増産に対応することができるとの見通しを示している。一方で、Los Chancas銅プロジェクト(Apurimac州)の精鉱はPisco港(Ica州)に輸送されるほか、Tia Maria銅プロジェクトでは銅カソードの生産後、Matarani港(Arequipa州)から輸出される計画のため、Ilo精錬所は、これらプロジェクトで生産される精鉱は対象としない方針を明らかにした。さらに、Ilo精錬所の拡張により銅地金の年間生産量は1.2百万tから1.7百万tに増加することや、同社の操業・精錬コストを削減するメリットがあること等を説明した。
 Southern Copper社は、2023年までにToquepala銅鉱山拡張プロジェクト、Los Chancas銅プロジェクト、Tia Maria銅プロジェクト、Michiquillay銅プロジェクトに合計7,650mUS$を投資する計画となっている。

ページトップへ