豪：OZ Minerals社、SA州のProminent Hill銅-金鉱山などに供給する電力に関する新戦略を発表

　2018年3月9日付のメディアによると、豪OZ Minerals社がSA州に保有するProminent Hill Cu-Au鉱山とCarapateena Cu-Auプロジェクトで使用される電力に関し、BHPが2020年8月をもってOlympic Dam鉱山の電力網の共有を終了することをOZ Minerals社に対して2017年9月に通知していた問題に対し、OZ Minerals社は高圧電線の建設や太陽光発電の導入を含む新しい電力戦略を発表した。報道によると、新しい高圧電線の建設・所有・管理運営はElectraNet社が実施し、再生可能エネルギー事業者のSolarReserve社が一部区間の建設・運営を実施する。この戦略により、Prominent Hill鉱山に関しては2020年中期以降のAll-in Sustainable Costが3～4％上昇することが見込まれるものの、Carapateenaプロジェクトに関しては1％のコストダウンが予想され、OZ Minerals社は同社の既存鉱業プロジェクトに対して信頼性のおける電力を適度な価格で供給することが可能となる、とコメントしている。