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2018年3月15日 リマ 栗原健一

エクアドル:エクアドル政府、超過利益税の廃止を検討

 2018年2月26日付け地元紙によると、Rebeca Illescas鉱業大臣は、現在政府内で検討されている投資促進法案の中で、鉱山企業を対象とする超過利益税の廃止が提案されていることを明らかにした。
 前政権において導入された超過利益税は、政府と企業が事前に取り決めた額と、販売価格との差額に対して70%が課税される制度であり、エクアドル鉱業会議所やWood Mackenzie社によれば、実際に本制度が適用された実績はないものの、本制度の存在がエクアドルにおける鉱山企業の課税負担率を30%高め、鉱業投資誘致の障壁の1つとなっている。
 Illescas鉱業大臣は「Correa大統領は超過利益税を徴収できることを期待していたが、企業の進出を阻む結果となった」とコメント、超過利益税の廃止は鉱業セクターをより魅力ある投資対象とすることを意味していると説明した。
 エクアドル鉱業会議所のYepez会頭は、現在他に類似の税制を適用している国は存在していないことから、超過利益税の廃止は重要であるとの考えを示した。

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