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パナマ:Cobre Panamá銅プロジェクトで発生した労働交渉、終結
2018年3月21日付け地元紙によると、Minera Panamá社は、建設関連労働者組合(Suntracs)との交渉が3月20日に終了し、Cobre Panamá銅プロジェクトの更なる活性化に向け、同組合と合意文書を締結したと発表した。交渉は、3月18日から労働開発省(Mitradel)の仲介の下、行われてきた。交渉では、同社は、労働者による作業停止を非難するとともに、同社と労働組合は、政府に対し、法的安定性整備を要請した。合意内容は全15条で構成されており、主なポイントは労働時間の問題にある。それは、鉱山企業の労働規約(時間)の遵守及び保証、そして、労働者の権利の保証であり、企業側は、今後、数か月間で合意に係る環境整備を進める。
労働開発大臣は、同プロジェクトの作業は段階的に再開されるが、企業側と労働者側のコミュニケーションが重要であると述べ、合意に達したものの、機微な状況が続いていることから国家警察の配備を継続すると付け加えた。Cobre Panamáプロジェクトの関係者は、違法行為が起きたことにより、多くの労働者に影響を与えたことを認識する必要がある。同合意により約7,500人の労働者が作業に戻ることになると説明した。
なお、同プロジェクトは6,300mUS$の投資が見込まれており、これまで77%の開発工事が終了している。
