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2018年3月30日 リマ 栗原健一

ペルー:アンデス中央鉄道社(FCA)、鉱物資源の輸送量20%増加の見通し

 2018年3月26日付け地元紙によると、アンデス中央鉄道社のBlanco社長は、2017年に同社の鉄道により2.5百万t以上の精鉱が輸送され、2018年にはさらに輸送量が20%増加する見通しを示した。
 Blanco社長によれば、同社は現在ペルー中部で操業するほぼ全ての鉱山企業と取引を行っており、今後は鉱物資源だけでなく、鉱山操業における必要物資の輸送に取り組んでいく方針のほか、将来的にはToromocho銅鉱山(Ancash州)拡張によって、精鉱の輸送量がさらに増える見通しとなっている。
 さらに同社は、鉄道の安全性向上に35mUS$を投資したほか、最高時速が90kmに増加したこと、今後はより多くのコンテナを輸送できる貨車の導入等への投資を行っていく方針を示した。
 また、道路に比べて鉄道事業は税制上の優遇措置が少ないとし、政府は鉄道事業の推進のため制度の見直しを行うべきだと主張した。一方、ペルー南部においても、Andahuaylas-Marcona港間の鉄道が整備されれば、同地域における多くの鉱業プロジェクトを推進するだろうと述べた。

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