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メキシコ:San Dimas鉱山シアン化合物流出事故、Profepa検査速報
2018年3月25日付け地元紙は、加Primero Mining社がDurango州に保有するSan Dimas鉱山(5鉱区、総鉱区面積:22,500ha)において金・銀の抽出のために使用するシアン化合物がPiaxtla川に流出した事故が発生したことから、環境保護連邦建設庁(Profepa)が行った河川調査及び同鉱山立入検査の結果概要を報じている。
同事故は3月11日に発生、直ちに鉱山側から監督官庁等に報告され、事故の状況を見極めつつ当局が現地を訪問した。鉱山側の提供情報によると、シアン化合物のパイプのバルブ開放に伴いタンクが一杯になり傾斜した地形に沿って、溶液が川に漏出、溶液は約250m川を流れ、少数の魚の死骸が確認された。鉱山側は、緊急事態の対応として、魚の死骸除去、Piaxtla川の野生生物モニタリングプログラム実施を行っている。今後、政府機関は、対策等の必要があると判断した場合には、鉱山企業に対して行政手続きを実施することとなる。
