インドネシア：Antam、低品位ニッケル鉱石及び洗浄ボーキサイトの輸出許可延長

　2018年3月29日付地元メディアによると、国営非鉄金属会社PT Antamは3月29日、低品位ニッケル鉱石と洗浄工程後ボーキサイトの輸出許可延長勧告をエネルギー鉱物資源省から受領したと発表した。今回の2018年から2019年にかけての輸出割当量は、低品位ニッケル鉱石270万wmt、洗浄ボーキサイト84万wmtである。前回（2017年）は、低品位ニッケル鉱石390万wmt（実績：273万wmt）、洗浄ボーキサイト87万wmt（実績：76.6wmt）の輸出許可を得ており、今般1年延長されたもの。現在の規定では、Antamの輸出許可は2022年まで毎年更新される。
　なお同社は、フェロニッケル製錬所について北マルク州東Halmahera県にて開発中で進捗状況は38％、また、アルミナ工場はPT Inalumと共同で西カリマンタン州Mempawah県にて開発中である。