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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年4月11日 リマ 栗原健一

ペルー:Candente Copper社、Cañariaco銅プロジェクト近傍で銅の探査を実施

 2018年4月6日付け地元紙によると、Candente Copper社は、Cañariaco銅プロジェクト(Lambayeque州)周辺において、追加的な資源ポテンシャルが存在すると考えられるエリアの地質調査を実施していることを明らかにした。同社によれば、具体的にはQuebrada Verde地区で地質調査を行っている一方で、Cañariaco Sur鉱区におけるボーリング調査の実施が検討されている。
 このうちQuebrada Verdeターゲットは、銅や金、モリブデンが存在するCañariaco鉱区の鉱化ゾーンの延長上に位置しており、初期的なボーリング調査を実施して地質の化学的、物理的な変質帯の評価を実施する計画となっている。一方、Cañariaco Sur鉱区では、銅や金の鉱化ゾーンにおけるボーリング調査が計画されている。
 Cañariaco銅プロジェクトの必要投資額はおよそ1.46bUS$で、開発が実現した場合、年間に銅260mlb(約117.9千t)、金39,000oz(約1.2t)、銀911,000oz(約28.3t)が生産され、マインライフは22年となることが予想されている。また同社は、プレFSの段階で示された粗鉱処理量が増加する可能性を指摘している。
 この他にも、同社はPlan B Minerals社と共にDon Gregorio銅・金プロジェクト(Cajamarca州)を実施中のほか、Arikepay銅・金プロジェクト(Arequipa州)での探査活動を実施している。

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