メキシコ：El Limon-Guajes鉱山アクセス道の封鎖活動終結

　2018年4月11日付け地元紙等によると、加Torex Gold Resources社（本社：トロント）は、2017年11月から同社がGuerrero州に保有するEl Limon-Guajes鉱山の正門を地元労働組合員（Los Mineros）のグループが不法に封鎖した件について、組合側との合法的合意による同封鎖活動の終結を発表した。同社幹部は、同問題が終結したことにより、株主の利益確保に向けた鉱山操業に戻ることが出来ると、終結に至ったことを歓迎した。交渉では、組合側は、何か月もの間、抗議、封鎖活動を継続したものの、企業側は、法的に認可され民主的な組合選択プロセスを認めてきたとして、組合側に労働者管理契約の終了を含めた交渉を続けたと言われている。同鉱山では、スペインに本部を置くメキシコ労働連合のCTMに多数の鉱山労働者が加盟しており、CTM組合は、2018年1月にTorex Gold Resources社側とEl Limon-Guajes鉱山建設時に使用したアクセス道を使用した操業再開を行い同鉱山の生産計画維持に努めてきた。