メキシコ：Argonaut Gold社保有のLa Colorada鉱山の火薬作業、一時中断

　2018年4月11日付け地元紙によると、メキシコ主要鉱業州の1つであるSonora州において設立されたSonora鉱業クラスター協会（Sonora Mining Cluster Association）は、米Argonaut Gold社（本社：レノ）が同州La Colorada郡に保有するLa Colorada鉱山において操業の一時停止が発生していると発表した。同協会情報によると、4名のLa Colorada郡住民が操業の差し止め請求（アンパロ訴訟）を行い、火薬による採掘作業が中断されていると見られる。
　同協会は、州経済局に対し、Argonaut Gold社のLa Colorada鉱山における権利取得の合法性、及びこのような行為による鉱業競争力、雇用及び投資への影響を懸念する旨の説明を行った。また、内務省Sonora州職員は、和解に向け鉱山反対グループのメンバーと接触し、対話による解決を図りたいと説明している。なお、Argonaut Gold社は、提訴のあった許可の合法性を説明し、現段階では鉱山の操業に影響がないが、問題の早期解決に向けた聴聞会を4月16日に開催すると付け加えたが、4月12日の同社株価は8％下落した。