ホンジュラス：米Aura Minerals社、San Andres金鉱山の一時操業停止を発表

　2018年10月22日付け地元紙によると、米Aura Minerals社は、同社がホンジュラスに保有するSan Andres鉱山（2018年7月20日付 ニュース・フラッシュ：Aura Minerals社、San Andrés鉱山において妨害行為が発生参照）において複数名が不法占拠を行っていることから、操業の一時停止を発表した。同社幹部は、不法占拠外にある地域で採掘作業を続けていたが、回収率が低下しており、操業を一時停止せざるを得ないとコメント。また、ストック粗鉱によるヒープリーチプロセスを継続しながら、引き続き、政府及び郡と協力し、解決に向けた選択肢を検討する。なお、同鉱山の2018年の金生産量計画は1.7～2.0tと推計されている。
　同社関係社は、不法占拠はホンジュラスの混乱に乗じ、鉱業及び水力発電プロジェクトに対して行われているものであり、住民問題に起因するものでなく、平和的解決を模索している。労働組合と地域住民とは協力し、鉱山の操業再開に向けた作業を継続しており、楽観的に捉えているとコメントした。