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インドネシア：2018年11月の鉱物参照価格及び輸出基準価格
2018年11月2日付でエネルギー鉱物資源省は、2018年11月の鉱物参照価格（HMA）を設定した。このHMAは、LME、LBMA、Asian Metal、ICDXを含む公表された国際指標を基に毎月設定される。以下、主なHMAである。10月と比較して、亜鉛は8.0％、アルミニウムは0.6％、銅は4.5％、金は0.5％、銀は0.4％、マンガンは0.7％、クロム鉱石は7.9％上昇した。また、ニッケルは1.8％、コバルトは6.3％、鉛は2.1％下落した。ニッケル、コバルト、鉛は4か月連続で下落している。
| ・ニッケル：12,578.64US$/dmt | ・コバルト：59,670.91US$/dmt |
| ・鉛：1,998.07US$/dmt | ・亜鉛：2,616.93US$/dmt |
| ・アルミニウム：2,053.82US$/dmt | ・銅：6,226.20US$/dmt |
| ・金（共生鉱物）：1,204.91US$/oz | ・銀（共生鉱物）：14.49US$/oz |
| ・マンガン：5.98US$/dmt | ・クロム鉱石：3.68US$/dmt |
一方、10月26日付で商業省は、輸出関税の計算に用いる指標として、11月の輸出基準価格（HPE）を設定した。このHPEは国際市場、国内市場、実際の取引価格等を基に毎月設定される。以下、主なHPEである。10月と比較して、銅精鉱は2.9％、亜鉛精鉱は8.0％、ボーキサイトは0.7％、鉄鉱石は3.2％上昇した。また、ニッケル精鉱は1.8％、鉛精鉱は2.1％下落した。
| ・ニッケル精鉱（Ni 1.7％未満）：18.20US$/wt | ・銅精鉱（Cu 15％以上）：2,214.43US$/wt |
| ・鉛精鉱（Pb 56％以上）：822.10US$/wt | ・亜鉛精鉱（Zn 51％以上）：682.06US$/wt |
| ・ボーキサイト（Al2O3 42％以上）：27.73US$/wt | ・鉄鉱石（Fe 62％以上）：47.88US$/wt |
なおその他に、HMAでは錫インゴット（ICDX価格準用）、金地金及び銀地金（LBMA価格準用）等、HPEではマンガン精鉱、イルメナイト精鉱、ルチル精鉱等の価格も設定している。
