ペルー：Pan American Silver社、Tahoe Resources社を合併

　2019年1月10日付け地元紙によると、Tahoe Resources社の株主集会は、1月8日、同社をPan American Silver社に売却することを賛成多数で可決した。最低売却価格は1,067mUS$とされ、GlencoreによるVolcan社買収（734mUS$）以来の大規模な合併となる。
　Tahoe Resources社は、ペルーでLa Arena金鉱山（La Libertad州）とShahuindo金鉱山（Cajamarca州）を、グアテマラでEscobal銀鉱山を操業しており、このうちEscobal銀鉱山は社会・環境問題が原因で、現在操業を停止している。
　一方Pan American Silver社は、ペルーでMorococha銀・金鉱山（Junin州）とHuaron銀・金鉱山（Pasco州）を操業しているが、メキシコやアルゼンチンが主な活動拠点となっている。両社は、カナダとメキシコにおける法的な許認可を取得後、2月26日を目途に合併が成立する見通しとなっている。