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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年5月27日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加SilverCrest Metals社、Las Chispas金・銀プロジェクトの最新調査結果を発表

 2019年5月21日付け地元紙によると、加SilverCrest Metals社(本社:バンクーバー)がSonora州に保有するLas Chispas金・銀プロジェクトは、高品位であることから生産コストが抑えられるほか、高い収益性が見込まれている。同プロジェクトは州都Hermosilloから北東180kmに位置し、鉱区面積は1,401ha、28の鉱区を有する。計画は坑内掘り鉱山、粗鉱処理量1,250t/日、マインライフは8.5年とされている。年間生産量は銀換算9.6百万oz(銀5.38百万oz、金55,700oz)と見込まれ、CAPEXは100mUS$と試算されている。2019年2月までに行われた調査に基づくデータでは、予測鉱物資源量3.86mt、品位:Au 4.05g/t、Ag 411g/t、Ag換算714g/tと発表されている。全維持コスト(AISC)は銀換算7.52US$/oz、生産開始後4年間は平均4.89US$/ozと試算されている。銀価格16.68US$/oz、金価格1,269US$/ozと見積もった場合の税引き後IRRは78%で、銀価格14US$/oz、金価格1,110US$/ozと見積もった場合でもIRRは64%と高い収益性が見込まれている。現在までに発表されているデータは計30本の鉱脈のうち地表付近の10本のみの結果に基づくものであり、資源量は今後も増加する可能性がある。同社は2020年の第1四半期にFS結果を発表する予定である。

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