豪：与党保守連合の連邦議会選挙勝利に関し、資源業界から肯定的なコメントが寄せられる

　2019年5月18日に投開票が行われた豪州議会選挙では、事前の大方の予想を覆して与党保守連合が勝利し、議席数は確定していないものの過半数を確保する勢いで、Morrison首相の続投が決定した。地元メディアによると、この結果を受けて豪州鉱物資源評議会（MCA）は、既に公表されている2019/20年度連邦予算と併せ、税率を低く保とうとする保守連合の経済戦略は、豪州のビジネスに成功をもたらし、鉱業界も豪州国民の利益のために鉱物資源の開発を継続することとなるだろう、と歓迎のコメントを発表。また、Australian Petroleum Production and Exploration Association（APPEA）も、豪州が直面する政策的課題に対し、有権者が安定かつ平衡感覚に富んだ解決方法を選択した、とコメント。Coal Council of Australiaは、労働党による頑固な反石炭業界の姿勢が、保守連合の勝利に貢献したのではないか、と語っている。