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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年5月31日 シドニー 吉川竜太

豪:NSW州Cadia金-銅鉱山、同州を襲う渇水により操業用水の確保に苦慮

 2019年5月28日付けの地元メディアによると、豪Newcrest社がNSW州で操業するCadia Au-Cu鉱山において、昨今NSW州を襲っている渇水のため、操業用水を市場から購入もしくは新しいポンプ設備への投資を実施しない限り、2019年7月には操業に影響が出る可能性がある。同州内で操業するGlencoreのCSA鉱山などでも同様の問題が生じているとみられるが、Cadia鉱山では2018年3月の廃滓ダム壁面崩落事故以降、操業用水の管理が大きな焦点となっていた。同社によると、現状では十分な量の操業用水源を確保しており7月までは操業に支障はないが、今後取水制限が始まり操業に影響が出る可能性がある。Cadia鉱山では1日あたり160百万lの操業用水を利用しており、ここ数週間は不足分を2016年時の3倍の価格にあたる1,000A$/百万lで購入している。

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