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ザンビア:銅生産社Konkola Copper Mines社への投資と雇用増、英Vedanta社会長が言及
2019年5月29日付けメディアによると、英Vedanta Resources社Anil Agarwal会長が、今後、ザンビアでの年銅生産量を40万tにすべく投資を行い、1万人の雇用増につなげると発言した。Vedantaがメインシェアを持つKonkola Copper Mines社(KCM)の鉱山操業についてザンビア政府から批判を受ける中、先般、KCMが20.6%のシェアを持つ国営ZCCM-IH社から清算申し立てが高裁に提出された。また、KCMのライセンス義務違反があり、政府側からライセンスを剥奪し、他社に開発させる旨の話も出ていた。KCMはザンビア最大の13,000人の雇用を抱えている。以前、年銅生産量40万t規模への拡張を計画していたが、インフラの老朽化や電力不足のため生産量は減少しており、2019年3月末時点で1年間の銅生産量は約9万t程度であった。Agarwal会長によると、Vedanta社はザンビアの法律や税制に従っているのに、なぜ国営ZCCM-IHが清算の申し立てをしたのかが理解できないとし、ザンビア政府のこのようなやり方は、国の投資家へのフレンドリーな状況を損ない、多くの鉱山会社がザンビアを離れていくことになると批判した。
