ペルー：Minsur社、B2プロジェクト進捗率は89％

　2019年6月3日付け地元紙によると、Minsur社のB2プロジェクト建設責任者のBriones氏は、B2廃滓プロジェクトは89％の進捗状況にあるほか、8月から9月にかけてコミッショニングを、第4四半期には操業を開始する見通しを明らかにした。さらに、本プロジェクトによってSan Rafael錫鉱山の年間生産量は5～6千t増加し、年間総生産量は23～24千tとなる見込みを示した。
　その一方で、B2プロジェクトのマインライフは9～10年であることから、新たに埋蔵量を追加する必要があるとした上で、B3廃滓プロジェクトの実施が検討されていることを明らかにし、本プロジェクトでは、B2プロジェクトよりもさらに低品位の廃滓を対象とすることから、技術的に可能かどうかに左右されるとの考えを示した。一方、グリーンフィールド案件であるSanto Domingoプロジェクト（Puno州）では、地元住民がプロジェクト賛成派と反対派に分かれていることを明らかにした。