ドミニカ共和国：ついに、鉱業法改正案を議会に提出

　2019年6月11日付け地元紙によると、Antonio Isa Condeエネルギー鉱山大臣は、制定後48年が経過した鉱業法の見直しを目的とした法案を議会に提出したと述べた。（2018年4月27日付 カレント・トピックス18_09：ドミニカ共和国鉱業の現状（2.4.鉱業法改正の動向）参照）同省によると、同法案は、鉱業プロジェクトによる富を政府のみならず地域社会にも分配するよう保証することを趣旨とし、採掘許可の最大期間の短縮（75年から40年）などが盛り込まれている。同法案は、Danilo Medina Sánchez大統領の承認を得て、上院に提出され6月12日（水）から議論が開始される予定である。Isa Conde大臣は、同法案は、採掘権だけではなく、環境に関する規則も定めており、投資家のみならず、ドミニカ共和国へもその利益を還元するシステムを構築するものであるとコメントした。