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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン
2019年6月13日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Novoorlovsky採鉱選鉱コンビナート、2019年のタングステン精鉱生産量は前年比55%増を予定

 2019年5月22日付けの地元報道等によると、Spokoininskoeタングステン鉱床(Zabaikal地方)の開発を行うNovoorlovsky採鉱選鉱コンビナートは、2019年のタングステン精鉱生産量を前年比55%増の1,327tに拡大する予定である。
 同コンビナートは2018年は採掘を行わず、選鉱プラントで三酸化タングステン品位0.1262%の尾鉱の処理を行った。合計72.8万tの鉱石処理により、857.7tのタングステン精鉱が生産された。採掘停止は、剝土作業の未処理土が過去3年間で蓄積し、2017年末に採鉱場からの鉱石採掘を中止せざるを得なかったことによる。
 Spokoininskoe鉱床の採掘は2019年3月に再開され、2か月間で4万150tの鉱石が採掘された。2019年の鉱石採掘量は35.9万tを予定している。また、選鉱プラントにおける2019年の鉱石処理量は、尾鉱処理を含み73.9万tを予定している。

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