ペルー：Macusaniリチウム・ウランプロジェクト、環境評価未認可の探鉱を実施していたことを認める

　2019年6月11日及び12日付け地元紙によると、2018年半ばに大規模なリチウム資源の存在が報じられたMacusaniリチウム・ウランプロジェクト（Puno州）について、本プロジェクトが位置するCorani区のCaceres区長は、Macusani Yellowcake社が環境評価手続きの認可を受けない状態で探鉱活動を行っていたことを明らかにした。
　同区長は、同社が環境許認可を有していなかったことはエネルギー鉱山省の報告書に基づいて明らかになったとし、実施された探鉱活動による環境や水資源への影響を懸念しているとコメントした。
　これに対して同社のSolis社長は、当時、環境評価手続きが承認されていなかったことを認め、その理由として地域住民から活動を開始するよう要請を受けていたためだとしたほか、2019年2月から環境許認可や住民参加プロセスの手続きを開始したとコメントした。さらに、本件に対する環境評価監査庁（OEFA）の罰則プロセスが開始されたことを明らかにした。