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2019年6月20日 シドニー 吉川竜太

クック諸島:国会会期の期日が迫る中、海底鉱物資源法案が可決される

 2019年6月17日付けの地元メディアによると、クック諸島政府は同国内の海底鉱物資源の有効かつ責任ある管理が可能になると主張する「海底鉱物資源法案(Seabed Minerals Bill 2019)」を、会期の期日が迫っている同国議会において可決した。この法案は、公聴会において多くの批判にさらされており、野党民主党のBrowne党首は、海底鉱物資源採掘そのものには反対しないものの、海底鉱物資源を担当する大臣に探査ライセンスの発給権限が一任されていたり、海洋環境保護の観点が不足しているなどの懸念があり、利害関係者との協議プロセスが不足していると批判している。一方、クック諸島政府はこの法案はすでに広範な協議プロセスを実施済みであり、同国EEZ内の海底鉱物資源を有効活用する機会を逃してはならない、とコメントしている。

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