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2019年6月21日 シドニー 吉川竜太

豪:豪州鉱物資源評議会、廃滓ダムの適切な管理には鉱業界全体の協力が欠かせないと主張

 2019年6月18日付けの地元メディアによると、全土に計約300基もの廃滓ダムを保有する豪州の鉱山企業約45社が話し合い、豪州の鉱業界は廃滓ダムのリスクに関する問題に無関心ではない旨アピールした。1月にブラジルで発生し、240人が亡くなった廃滓ダム決壊事故が国際社会の注目を集める中、豪州鉱物資源評議会(MCA)のTania Constable CEOは、豪州国内外に存在する廃滓ダムの管理改善のため、鉱業界での適切な訓練やリーダーシップスキルおよび企業風土の醸成が必要であると発言。豪州内の廃滓ダムは、豪州の天候や地形が幸いして他国のダムほどリスクが高くないが、豪州の鉱業界はこの問題に強い関心を持っており、廃滓ダム管理はひとつの会社の問題ではなく、業界全体の協力が欠かせない問題だと主張した。

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