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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年6月21日 リマ 栗原健一

ペルー:Regulus Resources社、Antakori銅・金プロジェクトの大規模な資源量を公表予定

 2019年6月17日付け地元紙によると、Regulus Resources社(本社:バンクーバー)のBlack CEOは、Antakori銅・金プロジェクト(Cajamarca州)の資源量は500百万tと数年前から倍増しているほか、2020年にはより大規模の資源量を発表する見込みであると述べた。Black CEOは、本プロジェクトは世界クラスのポテンシャルを持つ案件であるとし、必要な投資額を見積もるための予備的経済評価(PEA)を行う前に、今後1~2年間は、実際の規模を把握するため集中的なボーリング調査を実施する考えを示した。
 さらにBlack CEOは、自らが率いたチームが過去に発見したHaquira銅プロジェクトでは、合計85,000mのボーリング調査を実施したが、Antakoriプロジェクトはより規模が大きく複雑であることから、合計100,000mのボーリング調査が必要だとの考えを示した。なお、Antakoriプロジェクトでは、既に40,000mのボーリング調査が実施されており、2019年に25,000m、さらに2020年にも同規模の調査が実施される見通しとなっている。
 またBlackCEOは、本プロジェクトの利点は資源の規模だけでなく、銅品位(約0.5%)や金品位(0.3g/t)の高さにあるとコメントした。一方、スカルン鉱床と硫化鉱鉱床の2タイプが存在していることに言及し、硫化鉱鉱床では本プロジェクト南方に位置するTantahuatay鉱山を操業するMinera Coimolache社と共に探鉱を実施しているが、本鉱床における鉱物の処理方法が課題の一つとなる可能性があるとし、Tantahuatay鉱山での導入が検討されているオートクレーブ技術に注目していることを明らかにした。

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