豪：BHP、Olympic Dam銅・金・ウラン鉱山におけるヒープリーチング技術開発成功を報告

　2019年6月19日付けの地元メディアによると、BHPは7年間に及んだ技術試験の結果、SA州Olympic Dam Cu・Au・U鉱山におけるヒープリーチング技術を利用したCu、Au、Ag、Uの回収技術の開発に成功したと発表した。この試験は2012年から開始され、小規模な試験生産の結果19tの品質良好な金属銅の生成に成功したとしている。ヒープリーチングは、同社がチリに保有する銅鉱山でも利用される、比較的安価な生産方法であるが、Olympic Dam鉱山の鉱石は多金属を含有しており、異なるアプローチが必要であったとされている。BHPは現在、同鉱山のCu生産量を240～300千t/年に拡張することを検討中であるが、このヒープリーチング技術が拡張の際に活用される可能性も検討されている。